中村公園/秀吉と清正のふるさとを訪問
こんにちは、ひろまるです。
今回 “勝手に紹介!” する歴史スポットは、愛知県名古屋市の「中村公園」です。
尾張国 中村は、戦国武将の豊臣秀吉、加藤清正の出生の地。
この中村公園には、秀吉・清正に関連した史跡が点在しています。
それでは「中村公園」訪問記、スタートです!
〜

名古屋市営地下鉄 東山線の「中村公園駅」を降りると、
デッカイ鳥居がどーーん!
この鳥居の先に、今回の目的地があります。

駅から10分弱ほど歩いて「中村公園」の入口に到着。
◎中村公園とは…
明治18年(1885年)に創建された豊国神社を中心に、明治34年(1901年)に愛知県有の公園として作られた。名古屋市内では2番目に長い歴史を持つ公園。

中村公園の愛称は「秀吉清正公園」だそうです。
そう、ここ中村は豊臣秀吉、加藤清正のゆかりの地なのです。

まずは公園の中心にある「豊国神社」をお参り。
豊臣秀吉を神としてまつる神社で、秀吉らしくご利益は出世・開運・茶道・建設等。
江戸時代には豊臣秀吉を神としてまつる豊国信仰は禁止されていたそうですが、明治18年(1885年)に当時の県令(今の県知事)らの尽力によりこの神社が創設されました。

摂社として、加藤清正もまつられています。
豊国神社のとなりには「豊臣秀吉誕生の地」の碑が。
秀吉は、1536年にこの地で木下弥右衛門の子として生まれました。
公園内にある「八幡社」。
加藤清正が出陣の時に必勝祈願したと伝えられる神社です。
※厳密には豊国神社も八幡社も中村公園の施設ではありませんが、位置的には公園のなかにあります。


中村公園の東にある「常泉寺」。

境内に「秀吉産湯の井戸」と伝えられる井戸があります。
井戸は一度枯れたそうなので、当時のものそのままではないようです。

公園内にある文化施設。

この施設の2階には「秀吉清正記念館」があります。
入館無料なのがうれしい!

秀吉・清正の遺品や、当時の資料を展示しています。

館内はフラッシュを使わなければ撮影もOK。ありがたい。
〜
公園内・周辺にあるその他のスポットも紹介。
公園東にある「小出秀政出生地」の碑。
小出秀政は秀吉の一門衆で叔父にあたる人物。

常泉寺の横にある「木下長嘯子(ちょうしょうし)宅跡」。
木下長嘯子=木下勝俊は秀吉の一門衆で、秀吉の正室おね(北政所)のおいっこにあたる。
長嘯子(ちょうしょうし)は歌人としての名前だそうです。
秀吉の親族がこのあたり(中村)にみんなで住んでいたということなんだね。

国指定 登録有形文化財の「中村公園記念館」。
明治43年(1910年)に迎賓館として建てられ、当時皇太子だった大正天皇が休憩された。
現存している明治期の公共木造建築物として貴重な建物です。
茶室等も隣接するようだが、有料で利用する施設のため中には入れませんでした。
「大正天皇お手植えの松」
明治43年、当時皇太子だった大正天皇お手植えの松が残る。

「初代中村勘三郎 生誕記念像」
江戸時代の歌舞伎役者・初代中村勘三郎も尾張中村の出身だそうです。
〜
以上、中村公園 訪問記でした。
静かな公園で、歴史めぐり&ちょっとした散策に良い感じです。
ぜひ行ってみてください。
(おわり)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■参考
中村公園公式サイト、秀吉清正記念館公式サイト、各施設リーフレット、現地案内板
■中村公園 基本情報
開園時間:公園内自由
利用料金:無料(公園内有料施設あり)
アクセス:名古屋市営地下鉄東山線「中村公園駅」下車、3番出口より徒歩約10分
■秀吉清正記念館 基本情報
開館時間:9:30〜17:00
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)、第4火曜(祝日の場合は開館)、年末年始、館内整理日
入館料:無料
アクセス:名古屋市営地下鉄東山線「中村公園駅」下車、3番出口より徒歩約10分
※実際に訪れる際には公式HP等の最新情報をご確認ください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★WEBサイト「ひろまるWEB/勝手に紹介!歴史スポット」へ
★過去の主な記事は「ブログ記事一覧」から
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<PR>
“和風ポップ”なオリジナル「歴史グッズ」
ネットショップ「ひろガリ工房」では、「和ポップ」なオリジナル歴史グッズを販売中です。
- 2019.05.02 Thursday
- 地元の歴史・観光スポット
- 17:38
- comments(0)
- trackbacks(1)
- by ひろまる